2012/11/14

自社ECとモールの一元管理











自社ECサイトは現在のネットショップ(オンラインショップ)において無視する事のできないほど重要なものです。しかし、まだ自社ECサイトだけで全てが 完結できる時代ではなく、たくさんのお客様が訪れる、集客が見込めるショッピングモールサイトの重要性も依然として高い物です。この目的の異なる二つの ネットショップ(オンラインショップ)を上手に活かし、互いの利点・欠点を補い合う店舗運営こそ、時代のニーズに合った、売れるネットショップ(オンライ ンショップ)のビジネスモデルと言えます。

しかし、管理するネットショップ(オンラインショップ)が増えるのもまた事実です。当然、その店舗数分の管理業務が発生します。注文管理や顧客管理、在庫 管理、店舗デザインにそれらのデータ管理など、ネットショップ(オンラインショップ)で行うべき業務は多岐に渡ります。これらを全ての店舗で同時に行って いては、いくら手があっても足りません。自社の通販サービスとしては一つなのですから、全ての店舗を自動で、一つのシステム、論理で一元管理する必要が有ります。 インターネット上にある全ての店舗を一元管理する事で、手間を最小限にします。メルマガ配信、顧客サポート、魅力的なキャンペーンの施策など、販売促進に 必要な対策を、一元管理によって手に入れた時間を使って行う事が、売れるECサイトビジネスには必要不可欠です。最も重要な事は「お客様へ何かを提供する ために手間をどれだけかけられるか」であり、システムやデザインは手段に過ぎません。現代のインターネットビジネスでは「お客様が幸せを感じられるショッピング体験」を提供するために、一元管理システムが必要不可欠となります。

自社ECサイトのメリット



自由なサービス戦略の実現

 

ショッピングモールと違い、制約やルールに縛られない自由な展開・売り方が可能です!

顧客の囲い込みが簡単

 

ショッピングモールと違い、訪れたユーザは全て自社ブランドに興味を持ってい るお客様です。自社ブランドに興味を持ったお客様だけに、そのお客様が求めているサービスを提供する事ができます。多種多様な(興味の薄い)お客様に対し てはできないような提案、オススメ、メルマガ配信など、よりきめ細やかなサービスを展開する事ができます。 

より細かな現状分析ができる

 

インターネットはユーザの行動を「アクセスログ」として保存する事が可能で す。リアル店舗で「どんなお客様が」「どんなルートで」「どんな商品を」「いつ」「どれくらい買ったか」といった情報を全て取得管理するのは至難の業で す。しかし、インターネットではデジタルでその情報を管理してくれます。ショッピングモールではこの機能も限られていますが、自社ECサイトでは制限が有 りません。お客様の行動履歴という宝の山を得る事ができるのです。

ネット通販サービスとしてのリスクヘッジ

 

ショッピングモールは現在、飽和状態にさしかかっています。たくさんのブラン ド、メーカーの商品を一つのサイトで陳列できるというメリットがある以上、ある時期が来ればそこに競争が生まれるのは自然な流れです。それを見越して、 モールサイト側も広告設置やサービスのクラス分けなどの施策によりコスト競争を激化させています。その結果、オーナー同士の首の絞め合いが発生してしまっ ています。そんなとき、ショッピングモールの集客力に頼り切る事のないもう一つのビジネスモデルがあったらどうでしょう?ロイヤリティーなどがかからない 利益構造の良さから、今後の広告宣伝費の投下先としても有効活用ができます。

ショッピングモールの限界?



楽天やYahoo!、アマゾンマーケットプレイスなど、インターネット上にはたくさんのショッピングモールがあり、年々利用ユーザも増えています。このコ ラムを読んでいる方の中にもモールに出店されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ショッピングモールはなんと言っても集客力や巨大ブランドによ る信頼感など、EC業界において大変な貢献をしています。しかし、販売側の自社ネット通販事業に立場を変えてみた場合、ショッピングモールのみでお客様が 持つ全てのニーズに適確に応えることができるでしょうか?残念ながら、ブロードバンドが普及し様々なサービスを受けられるようになったネットユーザに対し て、ショッピングモールできめ細かいサービスを行うのは難しいと言わざるを得ません。



外部へのリンクに対する規制、メルマガやキャンペーン用のページ作成、レイアウト、デザインにいたるまで、ショッピングモールには様々な制約がつくからで す。たくさんのブランド、メーカーを一手に管理するショッピングモールとしては、お客様であるネットユーザに安定、安心したサービスを提供するためには致 し方のない事なのかもしれません。


ショッピングモールは、現実世界で言えば百貨店やコンビニ、スーパーマーケットにあたるものです。たくさんの商品、ブランドを求めたくさんのお客様が訪れ ます。一つのブランドだけを陳列するわけではありませんから、非常にたくさんのお客様が訪れ、そこに自社の商品を置く事ができれば大幅な集客が見込めま す。しかし、たとえば自社商品のファン、興味を持ってくれたお客様に対して、百貨店やコンビニで手厚いサービスを行えるでしょうか?集客した後、自社の商品をより求めるお客様には専門店が必要ではないでしょうか?自社を知らないお客様にはショッピングモールでサービスを行い、より興味を持っていただいたお客様には、自社専門店でよりきめ細かい、その方に合ったサービスを提供する。巨大ショッピングモールと自社ECサイトのメリットデメリットを補い合い、その両輪を活かした運営が現在のトレンドと言えます。 

いま、ECサイトに求められるもの



ショッピングモールに訪れるユーザ、自社ECサイトに訪れるユーザの両者に共通していることは、どちらも「商品を探しにきた自社のお客様」ということで す。この点のみで言えば、ネットショップ(オンラインショップ)というのは文字通り「インターネット上の商店」ですから、リアル世界に存在する店舗となん ら変わりはありません。ネットショップ(オンラインショップ)に訪れるユーザは、店舗に訪れる、コンビニや百貨店で商品を手に取って吟味しているお客様と 何も変わらないのです。すると、当然ネット ショップで重要な点というのもリアル店舗で求められるものと同じものが求められます。ただただ商品を陳列するだけでなく、来店してくれたお客様に対して手 厚いサービスを提供することが、最大の効果を生み出すことになります。プレゼントをしたい人には、プレゼントの提案をし、季節のオススメを求めている方に は、季節の特売情報を提供する。全ては、お客様の満足体験を創出する事が成否の鍵を握ります。




では、お客様の満足体験とは何でしょうか?
カッコいい店構えのお店で買い物をすることでしょうか?
大きなお店に置いてある商品を買う事でしょうか?
はたまた、ハイテクなシステムのあるネットショップ(オンラインショップ)で買い物をすることでしょうか?

残念ながら、それら全ては表面的なことに過ぎません。カッコいいオシャレな店構えや大きなお店というのはリアル店舗ではまだあり得るかもしれませんが、直 接肌身で訪れる事ができないネットショップ(オンラインショップ)ではそれは通用しません。基本的に24時間365日回転しているECサイトでは、お客様が求めるものを、求める価格で、求めるタイミングで提供する事が今、ECサイトに求められている事と言えるでしょう。 

気づいたらバナーだらけ・・・貴店は大丈夫ですか?




楽天ショップやYahoo!ショッピングサイトなどで、大変良く見かける構図ですが、画面を開いたらバナーだらけ・・・なんてこと、ありませんか?「ウチにはたくさん良い商品が有るから」「お客さんにアピールすることが多くてさ・・・」とおっしゃるのですが、これでは相当商品が良くない限り売れません。なぜなら、お客様がそのページに求めているものを、きちんと提供できていないからです

お客様は、何をしにそのサイトへ、そのページへ訪れているのでしょうか?言わずもがな、商品を購入しにくる、お買い物を楽しみにきているのだと思われます。そのお客様に対して、バナーの嵐を見せるとはどういうことを意味するのでしょうか?





■TOPページの場合

 

TOPページに訪れている方は、その「お店の常連の方」か、検索エンジンで商品ページにたどり 着き、「他の商品を探すためにTOPにあがってきた方」です。そのような方には、バナーでの提示は確かに有効です。しかし、それも「お客様が求めているも のを、わかりやすいように」という前提があってこそです。お店に入った途端に店内案内図もなく、キャンペーン広告やPOPを山のように見せられたらどうで しょうか?楽しくお買い物ができるでしょうか?そこではやはり、当たり前のようにお客様が欲しい商品群への誘導をきちんと提示し、それができている前提 で、お客様が混乱しないようにキャンペーンやPOPを提示する必要があります。そのためには、
1.いま、目玉となるキャンペーン、商品は何か 
2.特定の
お客様向けのキャンペーン、商品は何か 
を、きちんと整理して提示しなければ、お客様は迷ってしまいます。「たくさん、お得なものがあるのに」という気持ちもわからないではないですが、むしろ、それをお客様の種別によってきちんと選別して提案する事こそが、ショップオーナーのお仕事です。 極端にいえば物はどこでも手に入ります。それを適切な形、お客様が理解できる、生活に使えると思えるように情報を整理し、提案する事が「物を売る」という 行為において最も大事な事ではないでしょうか。何も難しい話ではありません。近所のスーパーマーケットでもおこなわれていることです。入り口付近のお客様 にはその日の特売激安商品を、お肉の横には焼き肉のたれを。お客様がお買い物をする、その時々に合わせたご提案が必要となり、TOPページはお店全体を俯 瞰する場所です。たくさんの方が、自分の好みに合った情報を抜き出せるように、バナーを配置しなければなりません。


■商品ページの場合

 

商品ページに訪れている方は、まぎれもなく「その商品に興味を持ったお客様」です。TOPペー ジより、より明確な意思を持ってページに訪れています。ここでのバナーの嵐提示はかなりの問題を発生させます。商品を見に来ている、商品に興味を持ってい るにもかかわらず、すぐにその商品を見ることができないからです。リアル店舗で想像してみてください。お店の中を歩き回り気に入った商品を見つけ、その商 品を手に取ってみようと思ったら横から店員が来て「この商品とこの商品と、あとこちらとこちらとこちらはいかがでしょうか?!」と買い物の最中に目の前に何枚もチラシを出されるようなものです。これでは、お客様は楽しんでお買い物ができません。「回遊率をUPしたいから」というお話も聞くのですが、回遊率とはただの数値です。お客様がサイト内で迷ってもあがります。 回遊率の数値はお客様が買い物を楽しんで初めて意味を持ちます。お客様が楽しんでお買い物をするためにバナーを配置するべきですし、その結果としての回遊 率でなければなんの意味もありません。そのためには、お客様が自ら求めている「その商品の情報を知りたい」という要求に対して真摯に、最優先に対応し、そ の後にそのお客様に見合った、関連するバナー(広告)を提示するべきです。

■バナーは「提案」であり「目立たせるもの」

 

そもそもバナーとはなんでしょうか?お客様が買い物する際に、迷う事なくリンクをクリックできるならば、テキストリンクでも問題ないはずです。しかし、そこをあえてバナーにするのは、テキストだけでは伝えられない魅力、情報を伝えるために他なりません。すなわち、バナーとはページ内の他の情報より目立たせるためにあるものです。他より目立つからバナーの存在意義があるのです。画面の大半をバナーで埋めてしまっては、結局目立たなくなりそれではバナーの意味がありません。 そして、目立たせた先には何があるかというと、それはお客様への提案であると思います。「いま、こんなことやってますよ!」「いま、こんな商品がお得です よ!」と、提案する事が目的であり、それはすなわち「数ある商品、サービスから選別し、再度組み立てて提示する」ということです。その目的を遂行するに は、お客様に自社の魅力を無差別に大量に提示しても受け取ってはもらえません。きちんと整理し、お客様それぞれに合ったものをていじすることこそ「提案」 であるはずです。

そのバナー、それを誰に向けて、何のために配置するのか。
今一度整理してみてはいかがでしょうか。

貴店のお買い物体験はどのようなものですか?




SEO対策、ハイセンスなデザイン、高性能なカートシステム、HTMLの知識がなくても更新できるCMSなどなど・・・どれもECサイト(ネットショッ プ)運営の魅力的なツール、手法であり、現在のトレンドでもあります。導入すればそれなりの成果が見込めるかもしれません。このコラムをご覧になっている ECサイト(ネットショップ)オーナーの方も一度は耳にしたり、導入を検討している方も多数いらっしゃるのではないでしょうか? これらのツールを否定するつもりはありません。 しかし、それらのツール、手法を導入したら必ず成果が出るとは思いません。いえ、むしろ、何のプランも無しに「流行だから」「最新技術だから」という理由 で導入したのなら、多くの場合失敗し、投資が無駄になることが多いものです。






■ECサイト(ネットショップ)に必要なものとは? 

 

売れるECサイト(ネットショップ)の最大の秘訣は「お客様の求めるものを提 供すること」です。当たり前ですよね。しかし、きちんとこれについて考えられているでしょうか?少なくとも、お客様がどんな人で、どういう買い物の仕方を するのかを調べていない状態で上記のようなSEO対策、CMSを検討しているようでは「お客様の求めるものを考える」が出来ているとは言えません。なぜな ら、お客様が何をしに来ているのか、それを知らなければ、どんなものでもムダでしかないからです。ECサイト(ネットショップ)は、お客様がお買い物をす る場所です。それはつまり逆説的に言えば、お客様が買い物をするために必要なもの以外は何もいりません。いえ、あってはなりません。リアル店舗に、オー ナーの個人的な趣味のものや、綺麗でも可愛くもない顔写真を大きなスペースを取って置くことは、売上につながるでしょうか?つながりませんよね。それと同 じことです。ECサイトには、お客様(ユーザ:訪問者)が求めるもの、あることで結果的にHappyになれるもの以外は、何一ついりません。 

■ECサイト(ネットショップ)のお客様は何を求めていますか? 

 

お客様はECサイト(ネットショップ)にお買い物に来ています。ということ は、当たり前のように最も重要な鍵を握るキードライバーは商品以外にありえません。アパレル関係の方々はとくにハイセンスなデザインをECサイトに求めま すが、しかし現実としてデザインセンスの欠片もない(失礼!)ショップページを楽天モールなどで展開している店舗が飛ぶように売れているのも事実です。商 品に対して、適切な言葉とデザイン、それが重要ということです。 また、楽天やYahooなどのモールの場合はあまり重要視されませんが、SEO対策も確かに重要なものです。リアル店舗と同様にお店に足を運んでいただけ なければ売れるはずもありません。しかし、SEO対策とは「足を運んでもらうための施策」であり、それ以上でもそれ以下でもありません。お店に訪れた後は お店の中できちんとサービスをしなければいけませんし、サービスをしたところで商品に魅力がない、商品の魅力がわからない、商品にスムーズに辿り着けない などの問題があっては売れません。そして、なお問題なのは、自分の買いたいものがない、あると思えない店舗には二度と足を運んでくれません。 

■お買い物体験のシナリオが必要です

 

上記の通り、SEO対策は足を運んでもらうためのみの施策であり、ハイセンス なデザインというのは店構えに過ぎません。高性能なカートシステムというのはレジとレジまでのルートがわかりやすいというレベルに過ぎません。CMSは、 店舗の中にコンテンツを増やすための機械です。それら全てが無駄だと言うわけではありません。どれも必要なものですし、店舗によっては無駄かもしれませ ん。それを無駄にしないために、無駄か有用かどうかをきちんと判別するためには、流行やトレンドという根拠だけでは足りません。自社の店舗でどんな買い物 体験をしてもらうのか、それこそが一番重要なことであり、全てはそのために打つ施策のはずです。
具体的に言えば・・・
・自分のECサイト(ネットショップ)には、どんな人が訪れるのか
・どんな商品を探し、どんな探し方でネットショップをめぐるのか
・どんなキーワードで商品を探して買い物をするのか
・ECサイトに訪れて、何を調べるのか
・商品について何を調べるのか
・その商品の魅力のどこを知りたがっているのか
・買い物をするときにどんなことを不安に思うのか
・どういう決済方法を使うのか


というように、ECサイト(ネットショップ)側がまず一番初めに考えなければならないのは、自店がお客様に提供するお買い物体験のシナリオです。このシナ リオ無しに、ECサイトの成功はありえないと言っても過言ではないほどです。そんなに難しいことではありません。ファミリーレストランに行けば、受付から 注文~食事~会計まで、そしてキャンペーンの告知をどこでどうやってやるのかという入り口の部分からの話など、リアルのサービスではどこでも行われている ことです。 インターネットは技術革新の早い世界です。しかし、だからこそ自分のECサイト(ネットショップ)に何が必要なのか、サービスの根幹から組み立てて、本当 に必要なものを、適切な価格で導入することをお勧めします。

【デザイン】TOPページのデザインで売上があがると思っていませんか?




「カッコいいページにして欲しい」




Web制作、ECサイト、ネットショップ(オンラインショップ)構築のお仕事をしていると、必ずと言って良いほどいただく要望です。ビジネスの理解、サー ビスの設計がある前提なら良いのですが、全ての成果の根源をTOPページのデザインに求められているような方は、必ずと言って良いほど失敗するWebサイ トを創ってしまいます。










■「TOPページとは御社の顔であり、全ての入り口です」はウソです。

 

正確に言えば頭に"現代のインターネット"ではがつきます。
一昔前、まだブロードバンドが普及していない時代のインターネットでは、Yahoo!などのディレクトリ型検索エンジンサイト(人間が判断して検索結果に Webサイトを登録する検索エンジン)の繁栄により、ほとんどのページはTOPページからリンクされ、ユーザは必ずTOPページから訪れていました。です から、その時代では「TOPページはサイト全ての入り口です」というのは正しいとされていました。

しかし、ロボット型検索エンジンが進化し、インターネット上のあらゆる情報を検索結果に表示できるようになった現代では、検索結果にTOPより下のコンテ ンツ、テキストなど情報がたくさん記載されたページをダイレクトに表示できるようになりました。また、その結果ユーザ側では社名ではなく商品名、固有名 詞、地名+サービス名など、欲しい情報をダイレクトに入力して検索するようになりました。

すると、現代のWebサイトでは、TOPページだけでなくその他のコンテンツページへも直接訪れることが大変多くなりました。TVCMを打っているような大企業の場合、商品名の方が認知されていますから、より顕著にその傾向が見て取れます。

そのような時代に必要なことは「どこから訪れても迷わない設計」「どこから訪れても、求める情 報がリンクでつながり、わかりやすい設計」です。TOPページからいきなり創りだしたサイトが失敗する原因はこれらのことを考えず、きちんと全体の設計を する前に玄関を創りだしてしまうからに他なりません。

■企業の顔とはなんでしょうか?

 

上記の通り「Webサイト全ての入り口=TOP」というのは通用しないのですが、それ故に、そ してそうであっても、TOPページが企業の顔となることはありません。いえ、イメージは大変重要なものですし、TOPページに配置するイメージビジュアル などはイメージ戦略としては重要な鍵を握るのは変わりません。しかし、それはあくまでイメージであり、企業の評価を一気に左右する入り口である「顔」では ありません。考えてみれば簡単なのですが、TOPページの写真が綺麗だからと、お金を払う方はいないからです。

企業の顔は、商品であり、サポートであり、直にお客様に接する販売員、営業担当の方そのもので す。全ての場所で、お客様が接し、お客様は企業をそこで感じます。その全てが「顔」なのです。ですから、その全てでお客様と"顔をつき合わせて"失礼のな い、満足してもらえるコミュニケーションが必要になります。どう転がっても、TOPページの綺麗/汚いだけでお金を払ってくれる、企業を信頼してくれるお 客様はいません。それは、ここをご覧になっている皆さんが、顧客としてサービスを受けるときの心情を考えてみればわかると思います。

■TOPページのそのボタン、必要ですか?

 

成果が出ないことをビジュアルデザイン、TOPページの構成のみに求めると、大変危険です。なぜなら、上記の通り全体の設計を無視しているからです。「必要なボタン(リンク)が無い」というのは、この時点で問題は二つの可能性があります。

 A.ボタンを配置していない  
 B.そもそもコンテンツがない

この二つは、全く別の問題です。
「A.ボタンを配置していない」はTOPページの画面構成の問題
「B.そもそもコンテンツがない」はコンテンツ設計の問題
TOPページだけの問題に言及すると、この二つの問題を混同し、本当の解決策が見いだせないまま無駄に修正や更新だけをすすめることになり、費用だけが嵩む負のスパイラルに陥ります。あるべき問題解決は設計からきちんと踏まえることです。


 1.何を置くのか  
 2.どこに置くのか  
 3.どうやって見せるのか


この順番できちんと設計をし、問題点を探さない限り、Webサイトで成果が出ることはありません。それは、そこに訪れるユーザ(お客様)の行動をきちんと 考えていないからです。お客様はTOPページだけで満足するわけではないのに、TOPページだけで問題を考えるからです。そして、厳密に言えばお客様は TOPページに用はありません。なぜなら、TOPページに「コンテンツ」は無いからです。ネットショップのTOPページでお買い物ができるでしょうか?大 概のサイトは出来ません。TOPページはWebサイトの総扉ページです。扉でしかありません。お客様の目的によって次のページへ進ませるための、振り分け のページでしかありません。お客様が本当に成し得たい目的はTOPページの先にあるコンテンツがあるページです。商品があるページです。ですから、TOP ページだけを対象とした問題言及は、失敗しやすいのです。



必ず、サイトの全体を見て、お客様の体験をベースにシナリオを持って、どこに問題があるのかを調査することが、問題解決への近道となります。

【SEO対策】キーワードで上位表示、本当にしても大丈夫ですか?





「アクセス数を増やすためにSEO対策をやりたい」

ECサイト(ネットショップ)を運営し始めると、よく出てくるお話です。とりあえず開店したらたくさんの方に訪れていただきたいと思うのは、インターネッ ト上で販売をするECサイト(ネットショップ)に限らず、リアルの店舗を開店したときでも抱く共通の想いです。もちろん、SEO対策は重要なことですし、 売上アップの一番簡単な方法は来店者を増やす事であることは間違いありません。しかし、売上がアップしてもその集客のために費用を投資しすぎて利益が減っ ていては意味がありませんし、集客だけに目を向けた施策は必ずと言ってよいほど失敗します。





■サイトの動線は整備されていますか?魅力的なサイトになっていますか?

 

SEO対策は検索エンジンで目的のキーワードで上位表示させる、流入強化手法です。あくまで も、サイトに訪れるまでの施策でありそれ以上でもそれ以下でもありません。つまり、そこから先は当然のごとくWebサイトそのもの、ECサイト(ネット ショップ)そのものが迷わないよう、そして魅力的な商品をお客様がわかるように陳列されているか、適切な提案があるかなど、ECサイト(ネットショップ) そのものの力量を問われます。もし、SEO対策に成功して目的のキーワードで上位表示を果たしたサイトが陳腐な商品しかなく、購買の途中で迷ってしまうよ うなECサイト(ネットショップ)だったらどうなるでしょうか?もう、ユーザ(お客様)は二度と訪れてはくれません。上位表示されなければまだたくさんの 人が訪れる事もなく、潜在顧客のままで一気にお客様を失う事がなかった物が、SEO対策のおかげで逆に顧客を失う事になるのです。そう、Webサイト本 体、ECサイト(ネットショップ)本体が未整備なままでSEO対策や広告出稿などで流入強化を行なった場合、マイナスブランディングになってしまうので す。ですから、開店から完璧である必要はありませんしある程度のトライアンドエラーは必要ですが、SEO対策を始めとする流入強化策はじっくりとタイミン グを見計らって行なう必要があります。

■検索エンジンが目指すものとは?

 

SEO対策というとどうしても内部対策・外部対策を駆使して、自社ECサイト(ネットショッ プ)を上位表示させる事ばかりを考えてしまいます。SEO対策の目的がそういうものなのですから致し方のないことではあるのですが、けれどもECサイト (ネットショップ)自体の目的は上位表示ではないはずです。あくまでも、お客様の流入経路を増やし、確保し、スムーズにECサイト(ネットショップ)に訪 れてもらって、楽しい買い物体験をしてもらうことが、ECサイト(ネットショップ)サイトの目的です。ですから、前述のように流入だけで見るのではなく、 流入後のサイトの設計、運用までを考えてSEO対策を施すべきということです。

では、見方を変えてみましょう。
検索エンジンは何を目指しているのでしょうか?
検索エンジンが行ないたいのは「世界中に散らばる魅力あるコンテンツを、検索を使うユーザに届ける事」に他なりません。検索エンジンとてインターネットの 中の一つのツールです。ツールである以上、使う人のことを考え、目的を達成するために作られているのはECサイト(ネットショップ)となんら変わりはあり ません。さて、その検索エンジンに、とあるキーワードでSEO対策をかけたサイトが上位表示されたとします。しかし、そのサイトは実はそのキーワードに対 しては真摯な姿勢で作られたコンテンツはありません。ということは、ユーザのためになるコンテンツは存在しないという事です。これは、検索エンジンにとっ ては由々しき事態なのです。もしこれが続けば「あの検索エンジンはだめだ。使えないサイトばかり表示される」となり、検索エンジンの評価はみるみるうちに 下がっていきます。評価が下がれば、ユーザは使ってくれなくなります。使ってくれなくなればアクセス数が減り、検索エンジンサービスとして重要な広告サー ビスが成り立たなくなります。

■あなたのECサイト(ネットショップ)はそのキーワードについて上位表示に値するサイトですか?

 

全てをユーザ(お客様)の目線からスタートして考えてください。
検索エンジンにそのキーワードについての魅力が無いサイト(ページ)がひっかかるということは、検索エンジンを使っているユーザの失望を買い、検索エンジ ンサービスの企業の評価まで下げてしまいます。これは逆説的に言えばユーザ(お客様)の立場に立って考えれば、そのECサイト(ネットショップ)は上位表 示されてはいけないのです。仮に小手先のテクニック、スパムのような行為で一時的に上位表示されても、そのサイトが魅力的なコンテンツを提供できていない のであれば、いずれ検索エンジンの表示結果からは外されてしまいます。なぜなら、検索エンジンはユーザんために魅力あるコンテンツを上位に表示されたいか らです。

■そのキーワードに対する知識、スキルはありますか?

検索エンジンがキーワードに沿った魅力的なコンテンツを求めているのであれば、逆に言えばその キーワードに対して魅力的なコンテンツをたくさん用意すれば良いのです。もちろん、SEO対策の肝と言える内部対策や外部対策、リンクを集める事や適切な テキストによるマークアップなど重要な事ではあります。しかし、基本的には検索エンジンに好かれるコンテンツをたくさん作る事が重要なのです。

では、「魅力的なコンテンツ」とはどこにあるのでしょうか? それは大概、外にあるものです。例えばサッカーの知識をまとめたサイトをつくるとします。「サッカー まめ知識」で上位表示させるにはサッカーのまめ知識 をたくさん有してなければいけません。インターネットで探せますが、インターネットにある情報はすでに探されている可能性があります。それでは上位表示さ れません。他にあるコンテンツなら上位表示をさせる意味がありません。インターネット以前にコンテンツを作るための知識がないのであれば、コンテンツは作 れないのです。ですから、前述の『外』というのはまだ『インターネットの外』ということです。

これはアパレル業界でも同じです。「Aブランドで上位表示させたい」という依頼や要望は大変多いのですが、本家のブランドより上位に来てしまっでも良いの でしょうか?そのブランドの商品をよりたくさん抱えるサイトより上位に表示されてしまって良いのでしょうか?そのECサイト(ネットショップ)はその後も 上位表示され続けるでしょうか?本来、これはインターネットの外側にある事実、実力なのです。検索エンジンで上位表示をする、つまりインターネット上でそ のブランドにおいて有名になるということは、内部対策や外部対策よりその前に、経営戦略としてそのブランドに対するアプローチを考えるのが本筋です。仮に そのブランドの商品を他店を圧倒する100種類の豊富な在庫を抱えていれば、それほどギミックを効かせたSEO対策をせずとも上位に表示されるはずです。 なぜなら、そのブランドの商品ページを大量に用意でき、お客様がたくさん集まり、更新頻度が上がり、自ずと外部からのリンクも増えるからです。

SEO対策の一番基本的な施策は、そのキーワードに対して魅力的なコンテンツを多数用意し、頻繁に更新をすることです。それを実現させるのは内部対策でも 外部対策でもありません。魅力的なコンテンツを配信し続けられる、ビジネスとしての力です。ECサイト(ネットショップ)において、まず何よりも重要なの は経営戦略、ビジネス戦略なのです。

SEO対策に走る前に、今一度冷静になってご自身のECサイト(ネットショップ)の強み、弱み、今後の展望をきちんと設計してみてはいかがでしょうか。

商品一括用 楽天CSVにもっと慣れよう!!



商品一括登録をシステムで行うには、
最低限理解していなければいけないのが

商品データ項目と、それを指示する値。

一見、難しそうですが
マニュアルを見ればよく理解できます。

いいマニュアルを見つけたので共有します。



各項目で、どう指定・選択するかによって
CSV上での入力方法が存在します。


ここをちゃんと理解することによって、
連動システムを更にうまく活用できるようになり、
商品データの一括管理がうまくいくようになります。

楽天(RMS)内に、
これを一覧にした見やすい表が存在しています。

印刷してすぐに見返すだけでの
とても役立ちますし、エラーコードを防ぐことも可能になります。

RMS内、マニュアルの場所はこちらです↓

商品一括管理用CSVについて

一部、印刷して手元に置いておくと、いいと思います!


当社サポートでも、商品項目の値についてはご説明しています。




2012/11/06

小売パートナー:リリース★配送指定可能日設定機能を追加しました!















既存店舗様から、何度も何度もご要望いただいてました

≪配送指定可能日設定機能≫をこの度、搭載いたしました。

↑上記画像のように、
ユーザー様がお買いものの際に、配送指定ができるようになりました。

配送業者指定により、希望時間を
配送指定により、希望日を確認いただけます。


この機能は、独自のタグの設置が必要となるため、
既存店舗様は、指定のサポートセンター窓口まで
設置方法についてお問い合わせください!!

当たり前に必要な機能ではありますが、
無数にいただく機能要望をひとつずつ、確実に実現してまいります。


これからも、皆様のご要望・声を形にしていきますので
ご意見をお寄せください。

よろしくおねがいします

2012/11/01

カレー曜日:神保町キッチンカロリー


毎週木曜日は、
カレー曜日と決めていて、
営業のみんなで、神保町カレー店をまわります。

今日は、御茶ノ水へ向かう上り坂途中にある
『キッチンカロリー』さんです。

なんと創業58年?だとかで
雰囲気も昭和風洋食店で、良い感じです。



お店の名前から、メニューを見ると確かに高カロリーなものばかりで、
一応は、カレー曜日なので、群馬県高崎ハーブ豚のとんかつカレーにしてみました。

さすが、カロリーさん。
白ご飯を残していると、勝手に一人前のカレールーがテーブルに運ばれてきました。
(もちろん無料で笑)

残すわけにもいかず、全員この大ボリュームのカレーを完食しました。

今日は、いっぱいアポがとれそうです。。