2012/11/14

ショッピングモールの限界?



楽天やYahoo!、アマゾンマーケットプレイスなど、インターネット上にはたくさんのショッピングモールがあり、年々利用ユーザも増えています。このコ ラムを読んでいる方の中にもモールに出店されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ショッピングモールはなんと言っても集客力や巨大ブランドによ る信頼感など、EC業界において大変な貢献をしています。しかし、販売側の自社ネット通販事業に立場を変えてみた場合、ショッピングモールのみでお客様が 持つ全てのニーズに適確に応えることができるでしょうか?残念ながら、ブロードバンドが普及し様々なサービスを受けられるようになったネットユーザに対し て、ショッピングモールできめ細かいサービスを行うのは難しいと言わざるを得ません。



外部へのリンクに対する規制、メルマガやキャンペーン用のページ作成、レイアウト、デザインにいたるまで、ショッピングモールには様々な制約がつくからで す。たくさんのブランド、メーカーを一手に管理するショッピングモールとしては、お客様であるネットユーザに安定、安心したサービスを提供するためには致 し方のない事なのかもしれません。


ショッピングモールは、現実世界で言えば百貨店やコンビニ、スーパーマーケットにあたるものです。たくさんの商品、ブランドを求めたくさんのお客様が訪れ ます。一つのブランドだけを陳列するわけではありませんから、非常にたくさんのお客様が訪れ、そこに自社の商品を置く事ができれば大幅な集客が見込めま す。しかし、たとえば自社商品のファン、興味を持ってくれたお客様に対して、百貨店やコンビニで手厚いサービスを行えるでしょうか?集客した後、自社の商品をより求めるお客様には専門店が必要ではないでしょうか?自社を知らないお客様にはショッピングモールでサービスを行い、より興味を持っていただいたお客様には、自社専門店でよりきめ細かい、その方に合ったサービスを提供する。巨大ショッピングモールと自社ECサイトのメリットデメリットを補い合い、その両輪を活かした運営が現在のトレンドと言えます。 

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